北海道中標津。民子は一人息子・武志を育てながら、亡夫が残した牧場を経営していた。冬の夜、一夜の宿を求めて一人の男が訪ねてきた。男は納屋に泊まり、牛のお産を手伝い、翌朝、出ていった。そして夏、男が再び訪れ…。